ブラジル鹿児島県人会

Associação Cultural Kagoshima do Brasil

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『ブラジル鹿児島県人会創立百周年記念誌』(2013年)によると、1869(明治2)年薩摩藩士の前田十郎左衛門が英国海軍兵学校留学のため、当時日本に廻航中の英艦リバプール号に乗組み英国に向かう途中、ブラジル北東部のバイア港に上陸した。これが我が鹿児島とブラジルの最初の絆である。
1877(明治10)年、後の総理大臣山本権兵衛は艦務研究のためドイツ艦べネタ号に乗組み、渡独の途次サントス港に上陸し、鹿児島県人として二人目の訪伯者となった。
1906(明治39)年鹿児島市裁判所判事を退職して弁護士を開業していた隈部三郎は、ブラジルに邦人の新天地を創設するために、安田良一、九玉友造、長瀬、鳥居、有川新吉、松下正彦、西沢為蔵と共に渡伯してサント・アントニオ耕地に入植し、日本移民のパイオニアとなった。
ブラジル鹿児島県人会は1913年8月創立、2016年12月には現在地、サンパウロ市ヴィラ・グアラニ区ジュルペバ街199番地に移転。 新会館は地下鉄ジャバクアラ駅から近く、宿泊設備があり、学生が寄宿したり、日本からの旅行者が泊まることが可能。

ブラジル鹿児島県人会の会館の開会式(鎌田元鹿児島県知事と当時の池上会長) (1980年10月19日)
月一度の役員会のほかにも新年会、敬老会、忘年会等に会員が集まり、毎年7月にサンパウロ市内で開催されるジャパン。フェスティバルには婦人部と青年部が協力し、さつま揚げ、かるかん饅頭等を生産販売している。元会長の懇親会 (天達、池上、徳留、田畑、モニカ)(2001年05月30日)
2018年7月22日には県人会創立105周年記念式典をサンパウロ・エキスポ・センターで開催。 パラグアイ鹿児島県人会、ペルー鹿児島県人会、サンパウロ州内外から約320名の会員が出席し、盛大に祝うことができた。

 

先日、当会館で行われた九州ブロック懇親会(沖縄県を含む)には婦人部手作りの鶏飯、かるかん饅頭、ふくれ菓子などがふるまわれ、他県人会からの出席者に公表を得ることができた。 他にも婦人部の慰安旅行、九州ブロックで行われる運動会、演芸祭、文化大会などがあり、会員同士の親睦に努めている。

 

 

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日本人移住から110周年を迎えたブラジルの最大都市サンパウロで22日、ブラジル鹿児島県人会創立105周年記念式典が開かれた。鹿児島県の三反園訓知事ら日本からの訪問団を含む約350人が出席。