Kagoshima Association of Northern California
(KANC)
北カルフォリニアと鹿児島の繋がり並びに県人会発足の経緯
カリフォルニア地域と鹿児島の繋がりは古く、鹿児島県人の足跡は長澤鼎氏(薩摩藩英国留学生の一人)が1875年にソノマ郡サンタローザでブドウ園経営を開始したことに遡ります。 記録によれば、1895年に北加鹿児島県人会の南加支部が設置されていることから、同年以前に北加鹿児島県人会が発足したことが推測されます。
戦後は「桑湾鹿児島県人会」、「沿岸鹿児島県人会」(サリナス地区、ワトソンビル地区、サンタクララ地区、オークランド地区、サンマテオ地区等)が存在しており、2006年1月、モントレーにて鹿児島県北米移住者協会50周年記念大会が開催され、加州全体から500名ほどが参加しました。
しかし、近年では、鹿児島出身者の高齢化を背景に各県人会への参加者数が減少し、その活動も以前と比較して停滞気味となっているようです。一方で、日本とカリフォルニア州の関係は緊密の度合いを一層増してきており、その分野もITや経済のみならず、文化及び教育など多様・広範となっています。
そこで、2017年11月19日、有志により、北カリフォルニアの各地に存在する県人会と連携しつつ、鹿児島出身者のみならず広く鹿児島にゆかりのある方々をもメンバーとして糾合し、当地での人的な繋がりと交流を通じてかつて無いほどの良好な日本とカリフォルニアの関係、ひいては日米友好親善を一層強化したいとの思いから、北カリフォルニア鹿児島県人会(KANC)が設立されました。