三州俱楽部の理念、目的、事業
理 念
我が三州俱楽部は、とうとうとしてやまぬ黎明の意気を感じ、たゆまない研鑽を目指すべく集 い、同郷の誇りと共感を持った者が交流・理解を深め、併せて、郷土の進歩発展と国家社会の 進運に寄与する。
目 的
三州倶楽部は、公益社団法人として、三州の歴史・文化・伝統を調査研究し、伝承するととも に広報する事業を行い、他の諸団体と連携して、三州と近隣地域の産業・社会の健全な発展に 資し、併せて青少年の育成に寄与することを目的とする。
事業概要
Ⅰ.三州俱楽部創設の精神を生かし、優れた伝統や文化を次世代に継承する事業
1.伝統行事の主催と参加
(1)三州祭典の主催
明治31年上野公園での「西郷 南洲翁銅像除幕式」(樺山資紀 委員長)を起源とし、倶楽部 の創設以来、「島津家ご先祖 並びに旧薩摩藩出身殉職者祭 典」として始まった。昭和47 年に名称を「三州祭典」に改め、物故会員の御霊を供養する式典として再開。毎年11月に開催。
(2)戊辰の役薩摩藩・佐土原藩戦 没者慰霊法要の主催
戊辰の役に、薩摩藩・佐土原 藩の藩士が参戦し戦没者は 560余名に上った。この戦没 者のうち、129名が東京都杉 並区の大圓寺に葬られている。 毎年5月に大圓寺で当倶楽部が主宰して戦没者の慰霊法要を行う。
(3)治水神社例大祭・顕彰式参列
岐阜の宝暦治水工事で犠牲となった薩摩義士の御霊を祀る治水神社 で、毎年4月25日と10月25日に春秋の例大祭・顕彰式が宝暦治水史 蹟保存会・岐阜県薩摩義士顕彰会の主催で執り行われる。
(4)南洲神社例大祭参列
明治10年(1877年)に没した西郷南洲翁を偲ぶ例大祭で、毎年、命日に当たる9月24日に執 り行われる。 西南戦争で西郷以下、薩軍は敗北したが明治12年(1879年)に有志によって鹿児島市上竜尾 町の現在地に遺骨を集めて埋葬した。
(5)渋谷・鹿児島おはら祭り後援
5月中旬、渋谷道玄坂・文化村通りで開催。毎年約70連2500余人 の関東地区及び鹿児島からの連が「おはら節」、「渋谷音頭」等を 披露している。渋谷・鹿児島おはら祭実行委員会主催。
2.三州郷土館図書室の運営
図書室に三州関係の約1500冊の図書を収蔵展示している。
3.同好の士による研鑽活動
「郷土料理研究」、「詩吟」、「踊り」、「天吹」、「書道」に関して、同好 の士により伝統・文化の継承活動を行っている。
Ⅱ.講演会、研修会、交流会を主催する事業
1.講演研修会
産学官の著名人等を講師に招いて、産業、経済、金融、文化、科学、医療、 スポーツや三州固有の問題等をテーマに講演研修会を実施
2.三州経営研究会
次世代を担う経営者の育成を目的に、三州経営研究会を実施
3.鹿児島懇談会、宮崎懇談会
ふるさとの活性化のために、両県在住の会 員等が参加し、講演研修会・交流会を実施
Ⅲ.他の諸団体と連携して、郷土の産業・社会の健全な発展を図るための事業
1.郷土の発展支援を行う事業
(1)郷土の産業発展を図るための人材派遣
(2)郷土で開催される講演会等への講師派遣
2.専門家グループが企業や起業家への経営支援や人的ネットワークの紹介等の事業
(1)郷土の要請による企業や起業家の支援
(2)起業や創業を目指す三州倶楽部の若手会員の支援
3.三州の発展を図るため、ネットワークの中核として他団体と連携する事業
(1)国内の三州関連団体との連携
・毎年開催される全国鹿児島県人会への協力
・全国にある三州関連の県人会との連携
(2)海外の三州関連県人会等との連携
・世界鹿児島県人会への協力
・世界の三州関連の県人会との連携
4.かごしま検定試験への協力
鹿児島商工会議所が行っている、かご しま検定試験に協力
Ⅳ.人材育成のための各種支援事業
1.海外研修費の助成
三州出身の大学生及び三州の大学に在学する学生を対象に、 毎年約20名に海外研修費用の一部を助成
2.学生との交流・研修
(1)三州出身の関東在住の学生と三州倶楽部会員との懇談会を実施
(2)海外研修助成金を授与された学生、同OB・同OG等の交流の場 として「若者の広場」を開設し、青少年の育成に寄与
3.学校への講師派遣
学校が主催する講演会等に三州倶楽部会員を講師として派遣協力
Ⅴ.会員の共益事業及び相互親睦事業
1.温故知新のつどい、米寿・叙勲等お祝 い、新入会員歓迎会、忘年会、新年賀会、 趣味の会 (「囲碁」、「ゴルフ」等)
2. 「青年部会」を立ち上げ、青壮年を中心に講演研修会等の事業に取り 組んでいる。
3. 三州倶楽部の豊富な人材をメイン ゲストとして、会員との懇談、会 員相互の交流を推進する三州サロ ンを開催